磁器絵付けの種類・技法から見るアールポーセの魅力──初心者・子どもでも楽しめる“現代の絵付け”とは?
- 東城真利子
- 3 日前
- 読了時間: 4分
磁器絵付け(ポーセリンペインティング)には、古典から現代まで幅広い技法があります。
代表的な技法は、
上絵付け
下絵付け
イングレース(釉中彩/釉下彩とは別系統)
などがあり、それぞれ特徴も難易度も異なります。
筆圧・筆運び・色の重ね・焼成ごとの調整など、「絵付けは難しそう…」という声も多い世界。
そんな中で生まれたのが、“絵付けの美しさを手軽に楽しめる上絵付けの新しいスタイル”──アールポーセ®の絵付け技法。
この記事では、技法の種類を整理しながら、アールポーセの魅力をご紹介します。
磁器絵付けは大きく 3つに分類できます。
① 上絵付け(オーバーグレーズ)
焼成済みの白磁の上に絵の具をのせる最も一般的な技法。
特徴
焼成の前後でほぼ同じ焼き上がり
焼成温度は約750〜850℃(比較的低温)
発色が鮮やか
アールポーセはこの 上絵付けに分類される技法 です。
② 下絵付け(アンダーグレーズ)
素地の段階で絵付けし、その上から釉薬をかけて本焼きを行う技法。
特徴
釉薬で覆われるため柔らかい表情
伝統的な和食器などで多い
発色調整が難しく経験値が必要
③ イングレース(Inglaze/釉中彩)
釉薬の中に絵の具が沈み込むように焼成する技法。“上絵付けでもなく下絵付けでもない”中間の技法。
特徴
柔らかい深みのある色
焼成温度が高いため技法として難易度が高い
窯や材料、絵の具の扱いに専門性が必要
|絵付けが難しいと言われる理由
一般的な絵付けの入り口は「ストローク練習」から始まります。
筆圧
筆運び
グラデーション
色重ねの順序
焼成による色変化の読み
この基礎に時間がかかり、挫折してしまう方が多いのも事実です。
|アールポーセは上絵付けを“もっと手軽に”した技法
アールポーセは、従来の上絵付けの美しさはそのままに、誰でも挑戦しやすい形に再構築された現代的な上絵付け技法です。
その理由は、次のような特徴にあります。
✔ 筆圧・ストロークより“ペンワーク”から学べる
上絵付けの最初の壁である筆の扱いではなく、誰でも描きやすい“線画(ペンワーク)”から入れる設計。→ 絵付け初心者のハードルが一気に下がります。
✔ 筆・道具・溶剤の“使いやすさ”を最優先
アールポーセでは、扱いやすい筆・安全性の高い溶剤など、初心者でも理解しやすい素材を厳選しています。→ 筆運びが難しくなく、子どもでも描けるほどやさしいのが特徴です。
✔ 盛り・金彩も“実践的な方法”で導入
一般的な絵付けでは難しい盛り(金盛・白盛)や金彩も、アールポーセでは初心者が扱いやすい方法にアレンジ。→ 理論だけでなく、実践的なノウハウで学べるのがポイント。
✔ 絵心は不要。“描きたいものを下描きできる”からこそできる
「絵が苦手」という方でも、下書きの仕方・モチーフの写し方から学べるため、誰でも自分らしい作品に仕上げられます。→ 結果、初心者でも完成度の高い上絵付け作品が作れます。

|子どもでもできる=初心者にとって最もやさしい絵付け
実際にアールポーセでは、年長さん〜小学生の子どもたちが絵付けを楽しんでいます。
子どもができるということは、
ストロークの壁を感じない
やさしい導入設計
自己表現の楽しさをすぐ体感できる
ということであり、大人の初心者にとっても最適な技法である証拠です。
キッズ作品はこちらからご覧いただけます
https://www.instagram.com/artporce.kids/
|まとめ:アールポーセは“現代の上絵付け”として最適な入り口
美しい上絵付けの世界
難しさをやわらげた導入設計
子どもでもできる再現性の高さ
自己表現としての楽しさ
盛り・金彩も含む多彩さ
アールポーセは、絵付けをもっと身近に、もっと自由に楽しむための新しい上絵付け技法 です。絵付け初心者にも、経験者の新しい引き出しとしても、やさしく深い世界が広がっています。
アールポーセペイントコースについてはこちら
https://www.artporce.com/paintcourse
通信講座で学ぶこともできます








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